藤江神社

○由緒
藤江神社の創祀は出雲國より須佐之男命・大国主命・櫛名田姫命を祀るとあり本殿に白峰社(崇德天皇)・津島社・愛宕社(伽具土命)・稲荷社(稲倉魂命)を合祀し、以上九柱を「藤江大神」と総称し崇敬を集めてゐる
創建年代は不詳だが、社伝によれば「出雲國より歓請せり」とある。
神社の傍を流れる須賀川は古来たびたび氾濫してゐた。これを鎮めるべく建速須佐之男命を奉斎し、祈りを捧げたと伝へられてゐる。地名にも成っている「藤江」にはこんな言ひ伝えが、その昔、今の大府市藤井地区のあたりまで海であった頃、地形の変動で海が引いてしまったことから、漁ができなくなった人々が新たな漁業場所を探し求めてゐた折、入り江が藤井にそっくりな地を探し当て新たな生活拠点とした。もと住んでゐた藤井の「藤」と素晴らしい入り江の「江」で、この地を「藤江」と名付けたといはれる。


◇ 例祭:10月第2日曜日
◇愛知県無形民俗文化財:藤江だんつくの獅子舞(八ッ頭の舞楽)
◇ 鎮 座 地:愛知県知多郡東浦町大字藤江字須賀66番地
◇アクセス:JR東海道本線大府駅にて武豊線乗り換え東浦駅下車。国道366号を半田方面へ徒歩10分